教員紹介

近田 政博 (ちかだ まさひろ)

略 歴

研究課題

 これまで比較教育学の観点からベトナムの教育についてフィールドワークに基づいた地域研究を行ってきました。特に政治体制の変化が教育制度や教育現場にどのような影響を与えるのかについて関心があります。直近では、2013年に施行されたベトナム高等教育法の翻訳を行いました。
 高等教育学の領域では、研究大学における教員、職員、大学院生、学部生が能力を高めるための組織的支援のあり方について、大学をフィールドとして実践的なアクションリサーチを行ってきました。

おもな著作

ひとこと

2014年4月1日に神戸大学に着任いたしました。まだ関西デビューしたばかりです。本学教員としての本籍は大学教育推進機構にあり、ふだんは機構長(理事)、副機構長を補佐して、神戸大学の教育全体に関する運営業務を行っています。国際協力研究科においては比較教育発展論および教育協力論演習を担当します。私の教育・研究指導の基本方針は、@自分のリサーチクエスチョンを明確にすること(やりたいこと、できること、やる価値のあることのバランスをどうとるか)、A日本の教育状況について理解を深めること(外国に行くと必ず日本のことを聞かれます)、B個々の教育事象に潜む本質的問題を把握すること、Cバランスのとれた良き社会人をめざすことです。
専門家として社会で活躍するためには、組織内のコミュニケーション能力、論理構成能力、そしてメンタル面でのタフさが求められます。演習などを通して、みなさんがこうした汎用的能力を高めることを全力で支援します。神戸そして関西の文化についていろいろ教えてください。