GSICS では国際協力の名の下、政治、経済、法学から教育、保健や防災に至るまで幅広い分野について学ぶことができます。私自身教育について研究していますが、経済学の授業も履修しており、研究分野を複数の観点から見つめることができます。このように、GSICS ではそれぞれの目的に合わせて必要な専門性を身につけることができます。また、日本語コースの学生がEnglish Course の授業を履修できることも魅力の一つだと思います。GSICS の学生の半分は留学生なので、日頃から英語に触れる機会が多く、将来グローバルな人材として活躍するための準備ができる環境が整っていると思います。
GSICSの雰囲気を一言で表すと、“自由”という言葉が適切ではないでしょうか。どの学問分野から、国や地域を見るのか。どのような手法で研究するのか。スタイルも、観点も、すべては自分次第。常に問われるのは「あなたはどうしたいのか?」ここには、院生に対し真摯に向き合ってくれる教員が集っています。 私自身、日々の研究やゼミ活動の傍ら、学会発表や海外フィールドワーク、大学非常勤講師の仕事など、気の向くままに取り組めています。興味関心を存分に追求できる、自由な環境の研究科です。
本研究科の魅力は多岐にわたる国際法科目が開講されていることです。幅広い国際法分野についてディスカッションを中心としたアクティブな授業が受けられます。また留学生の人数が多く、交流する機会も豊富にあります。様々なバックグラウンドの学生と共に学ぶことで視野が広がり、豊かな人生経験が得られると感じています。留学の機会も多くあり、私はグルノーブル大(フランス)への交換留学に参加してAI規制に関する国際法やヨーロッパにおける人権法等、貴重な学びの機会を得ることができました。
開発・経済プログラムでは、経済学部出身でなくとも、講義を通して経済学を一から丁寧に学ぶことができます。そしてゼミにおいては、国際協力分野での経験豊富な教員による、厳しくも丁寧な指導により、修士論文の執筆に向けて着実に成長できます。私自身、ゼミでの活動を通して、研究者として求められる基礎体力を身につけることができたと実感しています。経済学という一つの専門軸を持って、この広い世界の諸課題に挑もうという強い意志を持つ方は是非、本研究科の門戸を叩いてみてはいかがでしょうか。